先日書いたリモートワークのデバイスのことでWEB会議にはiPadを使用してこちらの映像を映していると書きました。が、あれから2週間ほどが経ち環境がアップデートされました。
というわけで、今回はタイトルの通りデジタル一眼をウェブカムにした記録です。
なぜデジタル一眼を使用することにしたのか
結論としては相手側にどう映るか、どう伝わるかということを重視したためです。
iPadで通信し、PCで資料などを確認するというスタイルでとても快適に業務を行えているというのが自身の認識だったのですが、とある日のこと、妻が「ちょっと、ちょっと」と私に物申してきました。
妻はSNSで、Meet越しに撮影された私の写真が投稿されているのを見つけたようで「あれはヤバいでしょ」とのこと。何がヤバいのか尋ねると映像全体とのことでしたが、いろいろ聞いていくと結論、被写体である私が暗すぎる(テンションではなく)ことと画角的に背景がイケてないことでした。
さらに妻が言うには「それを見ながら話さないといけない相手のことを考えたほうがいい。おじさんと話すだけでも辛いのに(ry 」とのこと。つまるところ、従来、人と会う場合はいつもよりも身なりに気をつけていたのでそれをオンラインの場合には映像すべてにおいて気をつけるべきだと理解しました。ということで改善を決意したのでした。
実現までの道のり
暗さの解決ならライトでしょ!ということでamazonで大きすぎずレビューが悪くないLEDリングライト(クリップ式)を購入。これだけを使用するだけでグッと良くなった気がします、また調色もできるので照明にあわせられるのもよい。上方から照らしたほうがいい感じだったのでデスクライトのフレームに取り付けました(クリップ式でよかった)。ただ、私の場合、後方左に窓がありそこからの光量が多いのでもう少し明るいライトにしてもよかったかもしれません。
そして明るくするならやっぱり大きなレンズ。所有しているデジタル一眼のEOS 70Dともっているレンズで一番明るいSIGMAの30mm f1.4が頭をよぎりました。そういえばちょっと前に社内のSlackで一眼をウェブカムするやり取りを見たぞ…と思い見返してみるとこのあたりのキャプチャボードがあればできるとのこと。
できることならばコストは最小でまずは試したいと調べ続けるとCanon U.S.AがWEBカメラ化するツールをだしているというこちらの記事を発見。対応機種に私のEOS 70Dが無く諦めかけましたがtwitter等で50Dでも動いた!などの報告があったので試したところ無事に70Dで動作が確認できました。というか動作が確認できたなんてレベルじゃなくて画質が圧倒的すぎてビビリました。マジでヤバいです。
- Canon U.S.Aで左下のEOS 77Dを選択
- インストールするPCのOSをドロップダウンで選択
- EOS Webcam Utility Beta 0.9.0 for macOSの[SELECT]からダウンロード
- ダウンロードしたインストーラーの指示に従いインストール(準備はここまで)
- カメラの電源をON 、動画モードに設定(Pモードにしてます)、USBケーブルでPCと接続
- chromeでMeetを立ち上げカメラで「EOS Webcam Utility Beta」を選択
※すんなりカメラを認識してくれずUtilityのロゴが表示され続ける場合が私の環境ではときどきあります。その場合はMeetを開き直したりすると解決しています
※zoomで使用したい場合はchromeアプリ版であれば同様にカメラで「EOS Webcam Utility Beta」が選択できます。(試していませんがおそらくskypeも)
導入後のこと
かれこれ2週間ほどたちましたが、接続時の認識が不安定なこと以外は特にトラブルはありません(1,2分の余裕を持って接続するようにしている)。長時間の会議でもカメラ、PCともに特に問題なく稼働しており、資料の閲覧もPCで同時に行っています。
純正のバッテリーでも1時間強は問題なく利用できますが、やはりバッテリーの残量を気にしながらはやりたくないので給電しながら使えるこちらを購入しました。
配線含めデスクの上に物が増えてしまったことだけが不満ではありますが、その対価としての画質を手に入れたので後悔はしていません!
成果とまとめ
最後に肝心の成果ですが、映像がめちゃきれい!とアイスブレイクになっていますし、とりあえず自分もライト買うわ!とご自身の環境を変えようとする方もいたりと少なくともよい印象を与えることができており一定の成果がでています。そして、なんだかんだでやはり見た目というのはとても大事だなぁと実感しています。
私の場合は所有してるものがあったため安価に映像の改善が出来たわけですが、画質に限らず今一度在宅だから(外に出ないから)と身だしなみをおろそかにしがちな気持ちを引き締めよう!というのが今回の一番の学びです。妻に感謝。