今回は自分一人でセメントを使ったDIYをやってみたいなと思い仕事部屋用の鉢カバーを作った話です。
概要
モルタルを使用して鉢カバーを作成しました。作成したものは出来上がり寸法がおよそ18cm*18cm*19cm(縦横高さ)、厚みは2.5cm程度、重さは5kgぐらい。直接植物を植えることは想定していないので水抜き穴なし、酸度phなども気にしていません。
今年は子どもたちが家にいる時間も増えたので、庭を遊びやすくするために父(土木設計技士)と一緒にシェードセイル用のポールをたてるためにコンクリを打ったりするようなDIYをちょこちょこやっていたらセメントに愛着がでてきたというのがきっかけです。
使用したもの
- モルタル(使用量は約5kg)
- 塗装コンパネ
- 木ネジ
- 又釘
- マスキングテープ
使用分の総額はおおよそ600円、使用した道具はインパクトとトンカチ、ペンチ、モルタルを混ぜるバケツ、スコップ、バラすときにはノミなんかがあると楽になるかも。
作業工程(前半)
①まずはモルタルを流し込む木型の部品作成。カットはホームセンターで済ませているのでバシバシ組み立てます。出来上がったのがこちらです。
②左側が外枠用です、内側の辺が18cmとなるように組み立てます、外枠は容易に外せるので考えることなく木ネジでバシバシ留めます。また、モルタルと接するのは内側なので塗装面は内側に。
③右側が内枠用です、こちらは解体時を考慮してちょっと工夫してみました。外枠はすべて同じ長さの4枚で作ったのに対し、長さの異なる2対の板で外側の辺が15.5cmになるように組み立てています。そして側面を木ネジや釘で留めてしまうとバラせなくなると思ったので又釘で上と内側で軽く固定する程度に。モルタルと接するのは外側なので塗装面は外側に。隙間から中にしみないように念の為マスキングテープを内側の継ぎ目にはりました。
反省点としては結局内枠の取り外しは苦労しました。塗装されていない面が数カ所モルタルと接するのですがここを甘く見てました。次やるときはここが剥離しやすいように工夫する必要があります。(剥離剤塗っておくとか?)
④出来上がった2つの箱を組み合わせます。
②で作った箱と③で作った箱を両方とも凹の状態で流し込むと木枠が浮いてしまうのでその対策が必要になりますが、下記の写真のようにして流し込むとそこは気にしなくて良くなるのでちょうどいい位置に下から木ネジで固定しました。こっちのほうが上部のフチも塗装面に触れているので出来上がりがキレイになると思う。この画像をみるとわかりますが内枠の上部の板は解体しやすいように縦板の内部で接合しています。
作業工程(後半)
⑤モルタルを流し込む
庭のコンクリ打つために相当量のセメントを練るのはかなりしんどかったんですが5kgをスコップで練るのも地味に辛かった・・。
型にしっかりと行き渡るように書かれているより多めに水を入れてちょっとゆるめに。枠をトンカチなどでトントン叩きながら地道に流し込みます。
モルタルの袋に書かれていた施工面積を参考に出来上がり予定の体積から計算して約5kgとなったわけですが、型が出来上がったときにこれに5kgも入る?って思いましたがきっちり入りました。
⑥硬化するまで待つ。高い速乾性モルタルは使用していないのでおとなしく2日ほど待ちます。
⑦型を外す。
外枠の木ネジを外すとパキッと簡単に外れます。さわり心地もツルツルしていて光沢もあります。思っていたより気泡がありましたが特に問題ないレベルです。
そして問題の内枠、底板はすぐに取れ、上の画像だと左右にあった短いほうの板は下は非塗装面がモルタルと接していたので若干取りにくさはあったものの問題なく取れました。
が、画像上下にある長い方の板がかなり苦労しました・・。板の左右の部分ががっつりモルタルと接していてガッチリはまり込んでいるのでマイナスドライバーなどを間に入れトンカチでコツコツ打ち込みながら少しずつ剥がし最後は力技で取り外し。モルタルが割れるんじゃないかと思いましたが、なんとか取り外し完了。
この写真では割と黒っぽく見えますが、ここから更に乾燥して白っぽくなりました。
底面はそのままフローリングなどに置くと動かした際に傷が付きそうなので、ダイソーなどで売っている家具につけるフェルトシールを四隅につけることで持ち上げずに動かしてもススっと行くようになりました。
まとめ
モルタルや塗装コンパネなど安価なので取り掛かるハードルはそんなに高くないんですが、失敗作が出来上がってしまうと本当にどうしようもない廃棄物となるので、型枠がうまく外れないときは焦りました。
結果的に内側の上部は枠を外す工程でガリガリやったので若干削れてしまいましたが妥協できるそれなりによい見栄えのものができました。
自分のほしいものがジャストサイズで安価に作れるのでぜひお試しください〜〜。